「創立10周年記念」この10年を顧みて (1987年)

カオル幼稚園創立10周年

 10年前に115名の園児さんと7名の職員でスタート早いものでカオル幼稚園も昭和53年4月に発足して満10年になります。この間に迎え入れた園児さんの数は1,200名を超えます。創立の頃は教諭4名、送迎係1名、それに園長と、大変こじんまりした幼稚園でした。お陰様で現在はその3倍くらいの規模となり、中くらいの園となりました。

ご父兄の皆様山地域社会の皆様がカオル幼稚園をお育て下さったのです

開設当初の募集時期には、園舎はまだ鉄骨の一部が建っているだけで何が出来るのか全く見当もつかない状態でした。遠い、知られていない、近所から誰も行っていないなどと、大変ご心配をおかけしました。

それにも拘らず、ご近所の方を誘って下さったりして、大勢の方々が応援下さいました。

その後、ここまで成長出来ましたのもご父兄の皆様や地域社会の皆様の心暖まるご協力により、お育て藤きましたことを私達は感謝致しております。

これからも総力を挙げてご父兄や地域社会に貢献したい

 この十年間、園全体が全力でそれぞれの持ち場を完遂するよう頑張って来たわけですが、まだまだ充分な状態ではないと思います。

幼稚園はご父兄や地域社会、園児、そこで働く人々、業者の方々、設備作りや環境作りの方々など、何をなすにも全て人に関係します。

どんな仕事でもそうですが、特に教育の場合は人と人との関係が大きな要素となっております。人に頼る面が大きい故に、当園では基本的な考え方を次のように定めており、今後も 続けて行きます。 
  ・ 教育を通じて地域社会の発展に貢献する。
  ・ 園児の安全を第一に考える。
  ・ ご父兄の立場になって物事を考える。
  ・ 園児の保育はつねに基本原則に則る。
  ・ 園で働く人への教育の徹底と、職員自身も常にリフレッシュにつとめる。
  ・ ご父兄・地域社会の方々のご意見やアドバイスを沢山載くようにする。
  ・ 自然や環境を大切にし、園内外の整理・整頓・清潔につとめる。
  ・ 常に新しいことに挑戦し、進歩と活性化につとめる。
この様な事に心掛けて教職員一同、力を台わせて努力致すつもりでございます。

自由な競争が人を育てる

 最近は園児数の減少に伴い競争も激しくなっております。私達は競争の無い社会は進歩も無いし、社会から取り残され、やがては役に立たなくなってしまうのではないかと考えております。

働く人々がいつまでも活力を失いたくなけれぱ適正な競争は必要です。そういう中で人は報えられ、育てられて行くのではないでしょうか。

勿論、そこに第三者の規制や介入が必要以上に多くては自由な競争は疎外され、反って社会の進歩発展を阻むでしょう。

以上のような考えで皆様のご指導を仰ぎながらお役に立ちたいと考えております。今後ともあたたかい手でお育て下さいますようお願い申しあげます。

バックナンバー
創刊号 カオル幼稚園はこのように考える。(1979年)
2 カオル幼稚園はこのように考える。(1980年)
3 躾について (1981年)
5 21世紀を担う子供たちに明るい社会を (1983年)
9 この10年を顧みて (1987年)
10 子供の将来には無限の危険性も (1988年)
11 家庭での子供達の生活空間を考える (1989年)
12 玩具あれこれ (1990年)
13 子供の食習慣と栄養 (1991年)
15 子供達の自主性を育てよう (1993年)
16 やり直しがきかない子育て (1994年)
17 感性をはぐくむ (1995年)
18 遊びについて (1996年)
19 自然に遊ぶ、大地に学ぶ (1997年)
20 父親に期待される子育て (1998年)
21 女性の社会進出と子育て支援 (1999年)
22 思いやりの心を育む (2000年)
23 これからのエリート教育 (2001年)
24 子育て環境は8歳までが勝負 (2002年)
25 メディア漬けから子供たちを守ろう (2003年)
26 これからの子育て支援 (2004年)
27 ことばの教育 (2005年)
28 食育について考える (2006年)
29 真っ当な人間に育てる (2007年)
30 創立30周年にあたって (2008年)
31 「自然」は最良の教師 (2009年)
32 本を読む習慣を付けよう (2010年)
33 群れ遊びについて考える (2011年)
34 こどもには沢山の体験を (2012年)
35 美徳を取り戻そう (2013年)
36 国際化とこども教育 (2014年)
37 子ども・子育て新制度を考える (2015年)
37 リーダーを育てる (2016年)